食べ物で冷え性を改善
体を温める陽性の食品を食べましょう
どんなに体を外から温めても、体の中が冷たくては効果がありません。陽性の食品をとって食べ物から得るエネルギーで体を温めて、体質を変えていくことを「食養生」といいます。良く燃えて、体を温めてくれるような食品を取っていくことで、冷え性のつらさも徐々に改善されてくるでしょう。
それから、血(ドロドロ血)で冷え性の人は、体を温めるだけではなく、アルカリ性食品を選ぶことで血をサラサラにして血の巡りをよくして、あたたまりやすい体にしたほうがさらに効果が高まると思いますよ。
太陽の陽、陽性食品は体を温めてくれます。太陽の恵みを蓄えた食品を取り込むことで、体にエネルギーを補給します。簡単な見分け方としては色が濃い食品や、寒い地方の人が好む食品だと覚えるとよいでしょう。
津山名産の自然薯や生姜は体を温める効果が高い食品です。だから津山には美人が多いのかもしれませんね。
◆陽性の食品の特長 |
・寒い、涼しい土地、気候にとれるもの
・かたいもの、水分の少ないもの
・地下でまっすぐ下にのびる植物
・煮るのに時間のかかるもの
・熱するとむしろ硬くなるもの
・ね ぎ
・にんにく
・梅干黒焼き 等
かぜの時に効くとされているものです。温めて飲むほうがより効果があるそうです。
・根菜類
こんにゃく、ごぼう、
人参、山芋、蓮根
・自然塩
・塩辛い加工品
みそ、しょうゆ、梅干、たくあん
東北などの寒い地方の人がおかずに煮物を良く食べるのもうなづけます。体をホコホコ温めてくれそうです。もちろん津山でもよく食べられます。
・羊肉、豚肉、
鶏肉、ハム、卵、
ソーセージ、
チーズ
・貝類、赤身の魚、
精製塩
寒いヨーロッパの人たちが良く食べるものが並んでいます。
そういえばドイツではジャガイモとソーセージが主食だったのは日本より寒いからなのかもしれないですね。
貧血気味の人はこれらのものを取るように気をつけてください。
主食に適した食品
中庸というのは、陽性でも陰性でもないものです。だから主食に適したものです。玄米や麦などできるだけ精白しないで胚の部分も食べるようにすると、体に不足しがちな微小ミネラルが補給されるので体調が良くなりますよ。
◆中庸の食品の特長 |
あわなど精白度の低い穀物
冷え性の人は控えましょう。
陰性食品は体を冷やしたり、ゆるめたりしますから、冷え性の人はできるだけ避けたほうがよいでしょう。夏の暑い時期に食べたくなるものや、暑い地方で取れる作物は体を冷やすと覚えてください。それから大事なことですが、冷え性の人は夏だからといっても、あまり体を冷やすものを取らないように気をつけて冬に向けて身体を調整していきましょう。
◆陰性の食品の特長 |
・精製されて色が白いもの
・暑い、暖かい土地、気候にとれるもの
・やわらかいもの、水分の多いもの
・地上で真っ直ぐ上に伸びるもの
・熱すると軟らかくなるもの
・温帯産果物
(日本で取れるような果物)
・種子、ナッツ ・緑黄色野菜 *
(日本でとれる野菜、旬の野菜)
・海藻類 *
(わかめ、こんぶ、のり)
※緑黄色野菜や海草類は血をキレイにし、造血を助けるものです。
やや体を冷やすものですから、あまり多量に取らないように注意しましょう。
食べるときは生ではなくて、熱を通すことによって、陽性化させるとよいでしょう。
・トロピカルフルーツ
(熱帯の果物)
・大豆、豆腐、豆乳
・お茶(とくに玉露)
・紅茶、コーヒー
・お酢 *
・ナス科の野菜 *
(なす・トマト・ピーマン・じゃがいも)
※お酢やナス科の野菜は血液を薄くするのでとりすぎに注意
体を冷やすものなので、注意しましょう。
風邪を引いている人にお土産で果物を持っていきますが、トロピカルフルーツは体を冷やすから避けたほうがよいでしょう。
それから「秋茄子は嫁に食わすな」というのは体を冷やすことを注意させるためのようです。
・合成甘味料、
食品添加物
・砂糖、香辛料
・刺激のある飲み物
(アルコール・ジュース・
インスタントコーヒー)
・スナック菓子、
チョコレート
・牛乳、
アイスクリーム
・白いご飯やパン、
うどんなど
・精製油
・タバコ
そうえいば、風邪を引いて頭が痛いときに、体を冷やす作用がある頭痛薬を飲むと、さらに熱は下がっても、風邪は治りにくくなると聞いたことがあります。
人工的に作られたものはだいたい冷え性に良くないと覚えるとよいでしょう。
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